性感染症の知識と予防

1.性感染症の知識と予防
性感染症の特徴

 性的接触により,だれもが感染する可能性があります。

 感染していても無症状であったり,比較的軽い症状にとどまることが多くみられます。

 治療をしないで放置したり,治療を中断すると,不妊などの原因になることがあります。
●検査,治療はパートナーと一緒に

 本人が治療しても,パートナーが感染していれば,再感染の可能性があります。パートナーと同時に治療を行うことが重要です。
●おもな性感染症

病名


潜伏期間


病状と経過

性器クラミジア


1〜3週間


(男)無症状のこともあるが、排尿時の痛み,尿道の不快感,かゆみなどの症状が出る。
(女)自覚症状があまりない。子宮頚管炎や不妊につながることがある。

淋菌


3〜10日


(男)尿道炎をおこし,膿などの分泌物や排尿時の痛みがある。
(女)おりものの増加,子宮頚管炎として発症し,不妊につながることもある。

性器ヘルペス


2〜10日


無症状の感染者が多く,ウィルスが潜伏して再発を繰り返す傾向がある。
外陰部の不快感・かゆみに続いて,発熱,倦怠感,リンパ節の腫れ,強い痛みを伴った水疱や潰瘍ができる。
(女)強い痛みのため,歩行や排尿が困難になることがある。

尖圭コンジローマ


数週間〜
3ヶ月程度


性器・肛門周囲にカリフラワー状のいぼが増え,おりものの増加,かゆみ、痛みも伴う。大きないぼになった場合には,外科的治療を行う。

梅毒


3週間程度


梅毒は、長期にわたり症状が現れたり潜伏しながら下記のとおり進行する。

●第1期(感染3週~3ヶ月):感染した部位の痛みを伴わないしこりにはじまり,のちに潰瘍化していく(硬性下疳)。

●第2期(3ヶ月~2年):リンパ腺の腫れ,発熱,倦怠感,発疹がみられる。発疹は半年以内に消える。 

●第3~4期(2年以上):心臓・血管・脳など身体各部の障害を起こしていく。
●性感染症の予防

 ○性感染症の正しい知識を持ちましょう。

   性行為をする以上,だれでも感染する可能性があります。
 ○コンドームを正しく使いましょう。 詳しくは「コンドームの正しい使い方」へ

  コンドームは性感染症を防ぐ最も有効な手段です。
 ○症状がある時,もしくは不安がある時には,医療機関(泌尿器科,産婦人科・婦人科,皮膚科)で診察を受  けましょう。 早期発見・早期治療につながります。
コンド−ムの正しい使い方

* コンドームは性行為の際そのつど初めから終わりまで必ず装着しましょう。
* コンドームの注意書きにしたがって使用しましょう。

1. 使用期限を確認する。(パッケージに記載)
2. 中身を爪で傷つけないように袋から丁寧に取り出す。
3. 精液だまり(先端のふくらんだ部分)を軽くつまみ空気を出し、裏表をよく確認する。
4. 性交前勃起状態のペニスに密着するようにして,根元までかぶせる。
5. 爪で傷つけないように注意して根元までかぶせる。
6. 射精後にすみやかに抜く。
7. 外に精液がもれないように注意してティシュペ−パ−などに包んで捨てる。

タグ:性感染症
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